北総鉄道(本社:千葉県鎌ケ谷市、社長:室谷 正裕)では、ご利用のお客様にとってより快適な駅、より地域に親しまれる駅となることや、地球環境の保全、循環型社会の形成、森林の有する多様な公益的機能の発揮、地域経済の活性化に貢献しつつ進めていくことを目指して、木材を活用した、駅設備の整備を進めております。この一環として、新鎌ヶ谷駅で北総線沿線の間伐材を使用したトイレのリニューアルを実施し、2022年3月9日(水)10時に供用開始します。
今回リニューアルを実施した新鎌ヶ谷駅のトイレの入口、トイレブース、カウンターなどトイレの内装には、線路近傍の立ち木のうち、鉄道の安全運行を維持するために間伐させていただいた木の間伐材を使用し、環境にもお客様にもやさしい木材の有効活用を行っています。
また、多くの皆様に快適にご利用いただけるよう男性用女性用ともにコンコースからトイレへの段差を解消し、ベビーシート、ベビーチェア、フィッティングボードを設置した個室を1室ずつ設けるなど、小さなお子様連れのお客様にもやさしい設備を充実させた他、女性用トイレにパウダーコーナーを設置しました。
なお、木材の有効活用にあたりましては、千葉県の県産木材を消費し、林業・木材産業の活性化を図り、森林の循環利用を促進していくことに資する事業として「ちばの木の香る街づくり推進事業」を活用させていただいております。
北総鉄道では今後とも、お客さまが快適にご利用いただけるよう駅設備の整備を進めるとともに、環境に配慮した取り組みを推進してまいります。
新鎌ヶ谷駅のトイレのリニューアルについて

この事業は、多くの方々に「木のよさ」を感じてもらう機会を創出することにより、千葉県産の木材の利用を促進することで、森林の健全な育成を図るため、公共建築物に加え、多くの県民が利用する展示効果の高い民間施設において、千葉県産の木材による内装や木製品等の設置に係る経費を支援する千葉県の事業です。
なお、新鎌ヶ谷駅では、待合・交流スペース「STATION LOUNGE こもれび」に設置しているベンチに千葉県産の木材(山武杉)を使用し、「ちばの木の香る街づくり推進事業」を活用しています。
森を守ることはゴール11「住み続けられるまちづくり」に直結します。また、森の環境を守ることでゴール13「気候変動に具体的な対策を」、ゴール15「陸の豊かさもまもろう」にもつながります。


当社沿線での間伐の様子