北総鉄道50年史
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北総線で最も高い、地上から約16メートルにホームがあり、隣接する県道から見える姿は、視界を遮る巨大な壁のような威容を誇る北総線・東松戸駅。ところが駅周辺一帯は、バブル崩壊のあおりを受け、開発が停滞した区画整理事業用地が広がり、すぐ近くを走るJR武蔵野線には駅も無いといったロケーションでした。1991(平成3)年3月の開業以来、1日の乗降客は僅か700人程という閑散駅でしたが、1998(平成10)年3月14日、待望のJR「東松戸駅」が開業。これにより、北総線・東松戸駅との乗り換えが可能になり、東京ディズニーランド始め東京臨海部方面、埼玉東部方面へのアクセスが飛躍的に向上しました。その後は駅前も徐々に開発が進み、今日では駅周辺に中・高層マンションも建ち並び、乗降客は1日約1万9,000人、アクセス特急も停車する北総線主要駅の一つとなりました。9411交通の要衝に発展した東松戸駅2 JR東松戸駅開業式典(平成10年3月14日)3朝のラッシュ風景4ラッシュ時のコンコース1998–平成10年8.ますます便利になる北総線。「東松戸駅」がJR武蔵野線との乗換駅に

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