3努力を続け、2000年度には単年度黒字化、2012年度には債務超過からの脱却。そして、会社創立50周年の節目となる2022年度には最大約450億円にもふくれあがった累積損失の解消が見込めるまでに改善し、懸案であった運賃改定も実施できる運びとなりました。線路はこれからも続きます。当社も次の50年に向かって歩み始めます。人口減少、少子化、高齢化など鉄道事業を取り巻く環境は厳しさを増すものと思いますが、この「50年史」の中には、先人達の苦労と困難を乗り越えてきた知恵が凝縮されており、次の新たな1歩を踏み出す上で、必ずや道標になってくれるものと信じています。 「安全第一」「沿線あっての鉄道事業」という原点に絶えず立ち返りながら、安全・安心・快適な鉄道輸送サービスに一段の磨きをかけることで、また、沿線地域の皆様との連携を一層密にすることで、さらに利用しやすい鉄道と豊かな生活の実現に向けて全社一丸となって取り組んでまいります。今後とも変わらぬご愛顧、ご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。2022年5月10日
元のページ ../index.html#5