3542021(令和3)年3月、当社が沿線の白井市と締結したのが、「白井駅・西白井駅周辺地域の活性化に関する協定」でした。これは、白井駅・西白井駅や駅前広場の魅力を向上させ、にぎわいのある交流拠点にして地域の活性化を図ろうというものです。この協定に基づく取り組みとして、白井市は、同市の玄関口である「白井駅」「西白井駅」に、地域住民に親しまれる副駅名称を付けるべく一般公募を行いました。すると1,000件以上もの応募があり、その中から「ときめき梨の里(白井駅)」、「梨も騎手も育つ街(西白井駅)」が選ばれたのです。いずれも白井市の特産品である梨や、市内にあるJRA競馬学校にちなんでおり、「副駅名がたくさんの方の目に触れ、市や市の特産品を知ってもらいたい」という思いが感じられる副駅名となりました。さらに「副駅名の看板を設置したい」と資金をクラウドファウンディングで募ると、多くの方々から総計100万円以上の寄付が寄せられました。当社もこれを機に、西白井、白井両駅のリニューアルに着手し、同年12月には両駅ホームに、県内産の木材を使用した落ち着いた雰囲気のベンチがある空調完備の待合室をオープンさせたほか、多機能トイレやホームベンチの更新を実施するなど、当社は地域と二人三脚で沿線活性化へと踏み出しました。北総沿線には、豊かな自然のほか、観光名所となるポテンシャルを秘めた場所もまだあり、これらをどう活かすかもこれからの北総鉄道発展の鍵となって来ます。社名から「開発」の看板を外した当社ですが、地域の発展のために出来ることはまだまだあるのです。1441「白井駅・西白井駅周辺地域の活性化に関する協定」を締結 (令和3年3月24日)2北総線白井駅・西白井駅副駅名称看板除幕式 (令和4年3月25日) 西白井駅と白井駅に副駅名称が制定された3副駅名称がデザインされた駅名看板 西白井駅「梨も騎手も育つ街」4 5西白井駅と白井駅の待合室には千葉県産の木材を使用した2021–令和3年3.地域活性化に向け 沿線自治体と協力関係を強化
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