ほくそう 2019 winter
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 寒さが厳しさを増してくる11月下旬。印西市本埜地区にある田園地帯の一角に、カメラや双眼鏡を構えた人だかりができます。視線の先には、水田を優雅に泳ぐ白鳥たちが――。 ここ「本埜 白鳥の郷」は、国内屈指の白鳥飛来地として知られ、例年11月から3月にかけて約1000羽の白鳥の姿が見られます。 遠くシベリア方面からやってくるのは、オオハクチョウ、コハクチョウ、アメリカコハクチョウの3種類。同じ種類でも、くちばしの模様や泳ぎ方などに個体差があり、観察しているとつい時間を忘れてしまいます。 白鳥たちの世話をするのは地元有志で結成された「本埜 白鳥を守る会」。代表の出山輝夫さんは、1992年の初飛来から、白鳥たちを見守り続けてきました。 「会を発足したきっかけは、私の父が白鳥に餌をやるようになってから。当初は数羽ほどでしたが、年々数が増え、ここ10年は1000羽前後で安定している」といいます。 いまでは出山さんを見つけると近寄ってくる“顔なじみ” の白鳥もいるそうです。 「現時点の飛来数は例年よりやや少なめ。ピークは1月下旬だが、白鳥の動向は毎年読めない。どれだけ白鳥が来てくれるかが、年の瀬一番の楽しみなんです」とのこと。 「本埜 白鳥の郷」までは印旛日本医大駅から車で約10分。美しい白鳥の姿に、見とれてみませんか?(右)オオハクチョウよりも小柄なコハクチョウ。アメリカコハクチョウは、くちばしの黒い部分の面積が広い。(左)白鳥に餌のくず米をあげる出山輝夫さん。餌やりは早朝と夕方に行なわれる。餌の寄付も受け付けている。住 印西市笠神交 北総線「印旛日本医大駅」から自動車で約10分 (飛来地近くにある仮設の事務所が目印)※見学者による餌やり、また猫や犬などのペットを連れてくることは禁止されています。印西市・冬の名所本埜 白鳥の郷へ出かけよう!白鳥飛来地として有名な印西市本埜地区。真冬に近づくにつれ、白鳥の飛来もピークを迎えようとしています。地元有志が支える、白鳥たちの楽園も  と  の7

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